2021/08/29
鉄道は全て鉄で構成されているものだと思わないでね!
鉄道=車体が鉄で構成されているものと勘違いされていますが、これはレールのお話です。見た目で全て鉄でできている、と言うのは間違えです。わかりやすい例を出しましょう。
この車両はご存知でしょうか。こちらはデンマーク国鉄の特急型気動車のIC3型です。見ての通り、先頭はゴムで形成されてます。コペンハーゲン~空港~スウェーデンマルメ間のエールスンド海峡間を走行します。3両編成を基本として、前後を動力車としており、97トンの重量にしては最高時速180キロというなかなかスムーズな走りができるのが特徴。
とりあえず、かっこいいんで!
車内の様子はこちら

車内散策-エーレスンド海峡列車さんから抜粋
ではなぜ、ゴムなのでしょうか!?
答えは、スウェーデンという土地柄、雪が降る地域にあるからです。サビからの対処とモーター部に雪が入らないように「スカート」の役割も含まれているのでしょう。
今、スカートのはなしを少し触れたので知っている方もいるかもしれませんが、軽くスカートの話を触れておきたいと思います。もちろん衣類ではありません。

こちらは相鉄線の10000系です。スカートというのはこの四角い枠に覆われた、部位のことを指します。何のためについているかというと、雨や雪の時に前方からの侵入を防ぐためにつけられてます。侵入してしまうと、コンプレッサーやエンジンなどに影響が出てしまったり、ブレーキをかけた際に(雨の滑りやすさで)車輪が空転する危険性が出てしまいます。それを未然に防ぐためのものなんです。

札幌市営地下鉄もまた特殊な方式で走っている。画像は南北線だが、その他の東西線、東豊線のすべての路線が線路が1本。両サイドにゴムタイヤが装備されている。いわゆる地下鉄兼モノレールだ。あと、架線がないので、電力供給はレールで行われるということで車輪の代わりにゴムタイヤを採用したわけです。(電気を通さないので。)あと、この地下鉄はふざけてホームに降りたりすると、感電する危険がありますのでやめましょう。接近すると、「チュン、チュン」と(電気との摩擦音でしょうか!?)鳴らしながらやってくるのでそれが特徴です。

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鉄道・バスが好きという方は、信号も好きだと思います。どうでしょう!?インテリアにもぴったりですよ。
作っていくうちにだんだん目の錯覚が生まれます。それでもめげずに完成すれば、真の勝利です。