2021/04/21
JR、通勤時間帯に運賃値上げの方針

はい。本日も朝日新聞からきになる記事を見つけましたので書き出しと考察をしたいと思います。
通勤時間帯の値上げ念頭
国土交通省は、需給に応じ時間帯などで価格を変える「ダイナミックプライシング」を鉄道運賃に導入できないか検討に入った。混雑する通勤時の運賃を高く設定したり、空いている日中は値下げしたりして、乗客を分散させる効果を狙う。コロナ禍での感染防止に繋げる狙いだが、時差通勤ができない人には値上げになる可能性がある。ダイナミックプライシングは、需給(じゅきゅう)に合わせて時間帯や曜日などによって価格を変える仕組み。宿泊施設の料金や航空券などでは定着している。
JR東日本と西日本が昨年、変動運賃制の検討を表明。両社の説明では、運賃の上限を現在より上げ、繁閑(はんかん)に応じて価格を設定。時差通勤を促して乗客数を均一化させることを目指し、運賃上限の変更を許可する立場の国交省と協議を進める。うまくいけば通勤時間帯に多く配置している車両や人員を減らし、コストカットを進められる。背景には、新型コロナウィルスの影響で乗客が減り、経営が大幅に悪化したことがある。感染収束後も、テレワークの定着などで乗客数は「元には戻らない」(JR東の深沢裕二社長)と見ており、両社は収益構造の改善を急ぎたい考えだ。
だが、運賃の値上げには国の許可が必要でハードルが高い。国交省によると、運賃改定の際は設備の維持・更新費などのコストに改定後の運賃収入が見合うかを審査。通例は、過去3年程度の鉄道事業の収支を参考に判断してきた。この枠組みでは、収益が悪化してから運賃改定まで相応の年数を要することになる。深沢社長は「できるだけ早く導入できるようにお願いしていきたい」と話す。専修大学の奥瀬喜之教授(消費者行動論)は「混雑が緩和するメリットがある半面、どうしてもその時間に出勤しなければならない人にとっては、単なる値上げになる恐れがある」と指摘する。(一條優太)
(考察)
・東急電鉄や京急電鉄は値上げではなく、(閑散時間帯乗車に)ポイントを付与することで分散化を測っていたのでJR(東日本)もせっかくJREポイントという立派なポイントシステムがあるので、まずはそこからトライしてみてはいかがでしょうか。
・ということで、いきなり値上げはコストもそれなりにかかりますのでちょっとまずいのではと思いますよ。JRさん。
・もし、通勤時間帯乗車時に値上げ運賃を請求するのであれば、券売機だったら高額運賃で発券するだけで済みますが、乗客のほとんどがモバイルSuicaでしょう。入場時に改札機も時間を把握するシステムが必然的に必要となります。あと磁気定期券とモバイルSuica定期券との差が発生すると思いますので、磁気定期券の代わりになるものを作ったりする可能性もあるかもしれません。
・てかそもそも論で、ほとんどの乗客がどうしてもその時間に出勤しなければならない人だと思いますよ。じゃなかったら平日の朝はやくから乗ってないです。
・JRの商業施設、鉄道事業含めて赤字だから減便しよう→ダイナミックプライシングっていう横文字でごまかして値上げ・・・体制が国鉄と変わってないです・・・。東急グループが一番いいお手本になっているので、それを真似たらいいんですよ。とりあえずそれにつきます。

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