2023/06/15
AIに小説を書かせてみる
チャット型のAIの調査の続きを行っています。今回はAIに新しいものを作ってもらうことにしました。今までは、質問や画像を描いて検証してみました。今回は文章作品(短編小説)を作ってもらうようにリクエストをしてみました。お題は「元鉄道職員からみる1日の業務や様々な乗客に関した短編小説」です。
- [序章]
- タイトル 一枚の切符
- 一枚の切符(続き)
- 感想
[序章]
私は元鉄道職員です。駅の改札口で切符を切ったり、乗客の案内をしたりする仕事でした。鉄道には様々な乗客がいます。喜びや悲しみ、怒りや恐怖、愛や憎しみなど、人間の感情が渦巻く場所です。私はそんな乗客たちとの出会いや別れを、短編小説にしてみました。どうぞお読みください。
タイトル 一枚の切符
「おはようございます。」 私は朝のラッシュ時に改札口で働いていました。乗客たちは急いで電車に乗ろうとして、切符を投入していきます。私はその切符を切って返していくのですが、時々不正な切符が混じっていることがあります。その場合は、私は乗客を呼び止めて、理由を聞きます。
「すみません、この切符は使えません。」 私は一枚の切符を手に持って、若い女性に声をかけました。彼女は驚いて私の方を見ました。
「えっ、どうしてですか?」 彼女は不安そうに尋ねました。
「この切符は昨日のものです。有効期限が過ぎています。」 私は切符に書かれた日付を指さしました。
「あっ、本当だ。ごめんなさい、気づきませんでした。」 彼女は慌てて財布から新しい切符を取り出しました。
「これで大丈夫ですか?」 彼女は新しい切符を投入しました。
「はい、大丈夫です。ありがとうございます。」 私は新しい切符を切って返しました。
「すみませんでした。」 彼女は謝って電車に向かって走り出しました。
私は彼女が走り去る姿を見送りました。彼女は昨日の切符を持っていたということは、昨日も同じ駅から同じ電車に乗ったということです。それならば、私も彼女に会ったはずです。でも、私は彼女の顔を覚えていませんでした。毎日何千人もの乗客と接する中で、一人一人の顔など覚えられるわけがありません。それでも、彼女の顔が忘れられなくなりました。
彼女はどこへ行くのだろうか。何のために電車に乗るのだろうか。昨日と今日と同じ切符を持っていたということは、同じ目的地へ行くのだろうか。それとも違う場所へ行くのだろうか。彼女には誰か待っている人がいるのだろうか。それとも一人なのだろうか。
私は彼女について想像することができませんでした。彼女は私にとって知らない人でした。でも、一枚の切符がきっかけで、私は彼女に興味を持ち始めました。
次の日も彼女が来るだろうか。もし来たら、私は何と話そうか。もしかしたら、彼女も私に気づいてくれるだろうか。私は彼女に会いたいと思いました。
でも、次の日も、その次の日も、その次の日も、彼女は現れませんでした。私は彼女を探して、改札口の乗客の顔を見ましたが、彼女はいませんでした。彼女はどこへ行ってしまったのでしょうか。私は彼女に会えないことに寂しさを感じました。
そして、ある日、私は彼女に会えました。でも、それは改札口ではありませんでした。それは電車の中でした。私は仕事が終わって、帰りの電車に乗っていました。すると、目の前に彼女が立っていました。彼女は私に気づきませんでした。彼女は別の男性と話していました。彼らは恋人同士のようでした。彼らは笑っていました。
私は彼女に声をかけることができませんでした。私はただ、彼女を見つめることしかできませんでした。私は彼女に何も言えませんでした。私は彼女に何も聞けませんでした。私は彼女に何も伝えられませんでした。
私は一枚の切符を持っていました。それは昨日の切符でした。それは彼女が持っていた切符でした。私はその切符を大事に持っていました。それは私と彼女との唯一の繋がりでした。
電車が駅に着きました。彼らは降りていきました。私も降りていきました。私は彼らの後を追いかけました。でも、人混みに紛れて、彼らは見失いました。
私は一人残されました。私は一枚の切符を握りしめました。
予想以上にレベルが高いできだったので、更に続きを作ってくださいとリクエストをしてみました。それがこちらです。
一枚の切符(続き)
私は駅の外に出ました。私は彼らを探しました。でも、彼らはどこにもいませんでした。私は彼らが行った方向に歩きました。でも、彼らに追いつくことはできませんでした。
私は一枚の切符を見ました。それは昨日の切符でした。それは彼女が持っていた切符でした。私はその切符を捨てることができませんでした。それは私と彼女との唯一の繋がりでした。
私はその切符をポケットにしまいました。私は帰ろうと思いました。でも、私は帰ることができませんでした。私は彼女に会いたいと思いました。
私は電話を取り出しました。私は彼女の番号を探しました。でも、私は彼女の番号を知りませんでした。私は彼女の名前を探しました。でも、私は彼女の名前を知りませんでした。
私は何も知らないことに気づきました。私は彼女について何も知らないことに気づきました。私は彼女について何も聞かなかったことに気づきました。私は彼女について何も話さなかったことに気づきました。
私は自分を責めました。私は自分が愚かだったことに気づきました。私は自分が無関心だったことに気づきました。私は自分が遅すぎたことに気づきました。
私は涙が出るのを感じました。私は涙を拭きました。私は涙を見せることができませんでした。
私は一人で歩きました。私は一人で帰りました。
完
感想
なんだろうなぁ、文字や文章の作成能力などに関してはハイクオリティという印象がありましたね。まさかここまで構成が行き届いてて、一瞬で出来てしまうんですから。一部文章的に違和感のある部分はありましたが笑
多分、AIの指示内容をもっときめ細かくやっていけば長編の文庫本レベルのものもできあがってしまうんじゃないかなぁと思っています。完全にハイスピードな作家です。
楽曲もAIが作れるっていうのをよく耳にしますが、全く新しい文章(物語)を作れてしまうというのも作家の方は大変になるかもしれないと改めて感じることが出来ました。AIは真のゴーストライターってことかもしれませんね。
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